理事長挨拶

2014年7月、島田誠前理事長の後任として理事長に就任しました。日本女性骨盤底医学会は2001年にウロギネコロジー研究会からスタートして、現在の学会として成長して参りました。現在は約1,100余名の会員によって構成されています。

超高齢社会の我が国において尿失禁や骨盤臓器脱などの女性骨盤底臓器の機能・形態異常は高齢者のQOLを大きく損ない、健康加齢を妨げています。これらの疾病に対して産婦人科医、泌尿器科医、外科医、看護師、ソーシャルワーカー等の多くの医療従事者が集い、骨盤底疾患に対するよりよい診断法、治療法を研究、啓発する学会です。
 
近年、新しい骨盤臓器脱の外科治療法である合成メッシュを使用した手術法に注目が集まりましたが、人工素材特有の合併症の報告を受けて、本学会が中心となって合併症報告や講習会のシステムを立ち上げています。

今後ますます女性の排尿、排便、性機能の異常は増加し、その治療ニーズは高まっていくと考えられます。私たちは常に質の高い安全な治療法の開発を目的として前進してゆきます。関連の医療従事者の入会をお待ちしています。

 

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日本女性骨盤底医学会
理事長 古山 将康
医療法人藤井会 石切生喜病院 名誉院長
大阪公立大学医学部 女性生涯医学 特任教授

 

事務局
大阪公立大学大学院医学研究科女性生涯医学  

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